こんにちは、就活ライブラリー編集長のそるてぃーです。皆さんは就職活動でどのように企業を探していますか?一般的にはリクナビ、マイナビなどのナビサイトに登録することで企業にエントリーします。こういったナビサイトで企業を探す場合、数万とある求人の中から業界や職種、会社規模など様々な条件を絞って能動的に検索をします。そのため皆様の志望する業界や職種の企業を見つけることはできます。ですが一方で「自分の強みを生かせる企業」や「存在を知らない働き方の企業」を見出すことは困難です。
就職活動をする中で強みを生かして働くことのできる企業を見つけることは非常に重要です。
今回は近年台頭している就活生向けのオファー型スカウトサービスを使うメリットや使い方を伝授します。そして上場企業の採用責任者の視点から24卒/25卒の学生にオススメのスカウトサービスについて徹底解説します。
就活生向けオファー型スカウトサービスとは?
就活生向けオファー型スカウトサービスとは新卒採用やインターンシップ募集にも使われる新たなツールです。逆求人、逆オファーサービスなどとも呼ばれます。「プロフィールや経歴を登録しておくだけで企業からインターンのお誘いや特別選考ルートのオファーを受けられる」サービスです。企業はあなたについての様々な情報を見てあなたへ特別なオファーを送ります。そのためナビサイトと違い、プロフィールを入力しておくだけで自分とマッチした企業からアプローチが来るので自分で企業を探す手間もなく企業と出会うことができます。
就活生向けオファー型スカウトサービスを利用するメリット
メリット①:自分では気付かない自分とマッチした企業と出会える
就職活動を進める中で重要になってくるのが「自分とマッチした企業と出会うことができるか」どうかです。就職活動において志望する業界や企業を決めるのはとても困難です。就活生が就職活動を始める際にはまずは「自分が知っている業界や職種の企業」を受験することが多いはず。そのため受験する企業も名の知れた大企業や興味のある業界、職種の企業に限られてしまいます。
しかし、就活生向けのオファー型スカウトサービスを使えばそういった問題も解決できます。スカウトサービスは「学生が企業を探す」のではなく「企業が学生を探す」仕組みになっています。企業の採用担当があなたのプロフィールにあるガクチカや自己PRの内容を見てオファーをするか検討します。そのため面接官視点で言えば「自社にマッチするか」「自社で活躍し利益をあげられるか」という、観点でオファーを出すのです。採用担当は採用人数を目標としている人が多いです。つまりオファーが来るというのはつまり企業の採用担当があなたのプロフィールを見て「内定になる可能性がある」と判断したということになります。このように元々本来自分自身が興味が無かった企業からもオファーが来ることで興味を持てたり選択肢を増やすことができるのです。
メリット②:特別オファーがもらえる
オファー型スカウトサービスは「自分のプロフィールを入力しておくだけで企業からインターンシップや座談会、本選考などの特別オファーが届く」サービスです。本来は就活生の皆さんがナビサイトや合同説明会などで自ら説明会や選考参加の申し込みをします。しかしオファー型スカウトサービスではその必要はありません。企業側があなたのプロフィールを見て「自社とマッチしそう」だと判断したらあなたにオファーメッセージを送ります。このオファーはナビサイトなどで届くスカウトメールとは大きく異なります。
オファー型スカウトサービスで送られるオファーは一般的なナビサイトとは一線を画し、非常に質の高いオファーであることを認識しておきましょう。一般的なナビサイトのスカウトメッセージは特定の学歴や地域、希望業界・職種の学生に絞ってメールを一斉配信します。しかしオファー型スカウトサービスのオファーはあなたのプロフィールをしっかり見てオファーをしています。そのため採用担当があなたに対しての本気度が高いことがわかります。
またこういったオファー型スカウトサービスの場合、オファーできる人数には限りがあります。そのためむやみやたらにスカウトを送ると1通あたりにかかる会社のお金を無駄にしてしまうことになりかねません。そのため一人一人自社にマッチした人材かを吟味した上でスカウトを送っているのです。
結果的に内定につながる可能性も高いため、就活生は必ずオファー型スカウトサービスは登録しておくべきでしょう。
インターンシップの探し方を知りたい方はこちら
メリット③:面接練習の場になる
オファー型スカウトサービスを利用する事でインターンシップや説明会、特別面談などに招待されるケースが多いのですが、基本的にエントリーシートやSPIなどの適性検査は免除され直接選考に進むことができる可能性が高いです。
そうすると事前にエントリーシートやSPIを受けずしてそのまま選考に進めるため、効率よく面接を受けることができます。
面接は事前準備はもちろん本選考までにどれだけ場数を踏めるかがカギになります。就活はいかに時間を有効活用するかぎ大きなポイントとなるため、特別選考ルートで選考に進むことができるのは大きなメリットになります。
面接で評価されるポイントを知りたい方はこちら
メリット④:エントリーシートの練習になる
オファー型スカウトサービスに登録するプロフィールには以下のような項目の記入が求められます。
- 学生時代頑張ったこと
- 大学での研究内容
- 自己PR
- 将来の目標
- 会社選びの軸
既にエントリーシートを書いている方ならよく分かると思いますが全て「エントリーシートで記入が求められる定番の質問」です。つまり記入したプロフィールをみて採用担当はオファーを出すわけですので、オファーが来る=エントリーシートにしても通過になる可能性が高いと考えられます。
プロフィールは何度でも編集可能です。書き直すことでスカウトの数が増えるの可能性は大いにあるため、より採用担当が評価するガクチカや自己PRの内容、伝え方を試行錯誤すべきでしょう。友人などにチェックしてもらうのも良いですが”直接人事に見てもらえる”に越したことはありませんよね。
エントリーシートのチェックポイントを知りたい方はこちら
オファー型スカウトサービスでスカウトを多くもらうためのポイント
ここまではオファー型スカウトサービスを利用するメリットについてお話ししました。では具体的に登録した後により多くのスカウトをもらうためにはどんなことに気をつければ良いのか、そのポイントを解説していきます。
採用担当がオファー型スカウトサービスを利用するにあたって、下記のようなポイントでスカウトメッセージを送るかどうか判断しています。
- 顔がはっきりと映る写真を使用しているか
- 志望業界が自社とマッチしているか
- 志望職種が自社とマッチしているか
- 学生時代頑張ったことが複数あるか
- 学生時代頑張ったことに実績があるか
- 就活意欲が高いか
- 最終ログイン日が最近か
- 他社が興味を示しているか
- オファーをどれだけ承認し、企業とやりとりしているか
1.プロフィールの記入率を上げる
まずはプロフィールの記入率を可能な限り100%にしましょう。採用担当からすればプロフィールの記入率=就活、スカウトサービス利用に対する本気度と捉えることができます。いくらいい経験を持っていてもプロフィールに書かれていなければ評価することはできません。
また学生の皆さんの中には「そんなすごい実績なんか持ってないからプロフィールに書くことがない」と嘆いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ただスカウトサービスの場合はどんな些細なことでもいいので多くのエピソードをプロフィールに書いておくことをお勧めします。採用担当は面接でもエントリーシートでもその人の強みに”再現性があるか”を評価しています。
どれだけサッカーで実績を出していてもそれがビジネスでも通用するかは疑問が残ります。ただ、複数のエピソードにおいて同じように成果を出せていたり似たような立ち回りができているのであればそれは再現性があると言えます。だからこそ複数のエピソードをプロフィールに記入しておくべきなのです。
2.定期的にログインする
オファー型スカウトサービスを利用して採用担当がスカウトを送る際に重視している点として「最終ログイン日」が挙げられます。どれだけ自社にマッチしていて優秀な学生だったとしても、そのサービスにログインしていなかったりすると「スカウトを送っても気づいてくれないんじゃないか」と考えてしまいます。採用担当がスカウトメッセージを送る際に就活生の属性を検索するのですが、下記のような絞り込み検索ができます。
つまり採用担当側としても最終ログインをしたのがいつなのかをスカウトを送る際に気にしていることが分かるかと思います。そのためメッセージを見なくてもいいので、定期的にスカウトサービスにログインするようにしましょう。
3.オファーは全て承諾する
前述したような最終ログイン日もさることながら、他社のオファーをどれだけ受け入れているかどうかも非常に重要な指標です。オファー型スカウトサービスは、オファーを承認してもらえないと学生の個人情報を確認することはできません。そのため、オファー承認率というのも重要な指標になっています。オファーが来たらまずは承認して一言でもいいのでお返事をするようにしましょう。
就活生向けスカウトサービスおすすめ7選
キャリアチケットスカウト
スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★★★ |
キャリアチケットスカウトはレバレジーズ株式会社が運営する「量より質」の新卒スカウトメディアです。就活エージェントとして急成長しているキャリアチケットや転職支援のメディアなどを運営する企業が運営しているため信頼性が高いことが特徴です。サービスが開始されてまだ間もないですが、これまでの顧客データベースを活用して企業への導入を進めているためこれから非常に多くの企業からのスカウトが届く可能性が高いと考えられます。
自己PRやガクチカを簡単に作れるテンプレート機能や自己分析を助けるツールなどが完備されているため、ただスカウトを受け取るだけでなく自己分析や面接対策にも役立つサービスとなっています。
導入企業:非公開
ABABA
スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★★ |
人事評価: | ★★★★★ |
自分のプロフィールと最終落ちのお祈りメールを提出したら企業からオファーが届きました。最終面接で落ちたらこれまでの努力が水の泡に感じていましたが、このサービスで特別選考フローのスカウトをもらうことができています。これまで嫌だったお祈りメールも自分の努力の証だと感じられるようになりました。
OfferBox
スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★★ |
人事評価: | ★★★★★ |
OfferBoxは28万人が登録する「企業が興味をもった学生にオファーする就活サイト」です。企業が学生に送るオファー数には上限が設定されています。企業はあなたの自己PRやエピソードなどのプロフィールを読み、1通1通厳選してオファーを送るのです。そのため選考にスムーズに進めることが多く、年間で3000名もの学生がOfferBox経由で入社を決めています。登録企業数も業界NO.1を誇るため、プロフィールを記入している学生のうち93%が企業からのオファーを受け取ることができています。
導入企業:経済産業省,資生堂,Microsoft,日産,コクヨ,朝日新聞,JCB,ニトリ,Sansan,セコムグループ,サイバーエージェントグループ,グリー,デジタルホールディングス(オプト)
JobSpring Scout
スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★★ |
JobSpring Scoutは、『CUBIC』適性検査を無料で受けることができたり、企業側の求める就活軸や採用要件などが見ることができるなど、”適性を可視化させる”ための機能が備わっています。また、最大の特徴としては、スカウトを送る側の社員の適性検査を見ることができるため、自分と会社との相性を確認することができます。
導入企業:非公開
キミスカ
スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★★ |
キミスカは「逆求人型の就職活動サイト」です。企業の採用担当者が登録された学生のプロフィールをチェックして、気になったユーザーにスカウトメッセージを送ります。また『キミスカ』では、採用選考の経過を登録することで企業にアピールすることが出来ます。
導入企業:三菱自動車、毎日新聞、住友不動産、NTTグループ、ミニストップ、一条工務店スズキ自動車、POLA、湖池屋、YKK、ニトリ、あおぞら銀行など
LogNavi
導入企業一覧(一部抜粋)
オファー型スカウトサービスを利用して早期内定を獲得しよう
いかがでしたでしょうか。
今回は、新卒採用責任者が使う、オファー型スカウトサービスを7つ紹介しました。また、オファー型スカウトサービスでより多くのオファーをもらうポイントについても解説しています。
特に就活で「どんな仕事が自分に合うのか分からない」などと困っている方にはオススメです。