【一次面接〜最終面接】新卒採用責任者が教える、逆質問で押えるべきポイント3選 | おすすめ質問例付

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

gyakushitsumon面接対策
この記事を書いた人
そるてぃー@就活ライブラリー編集長

上場企業で採用責任者として経験後、採用コンサルティングや就活エージェントのサービス責任者を経て就活ライブラリーの編集長に。3000人以上の就活生と面談・面接し、正解にしたいと思えるキャリア選択の支援をしている。
担当学生内定実績:マッキンゼー,電通,TOYOTA,リクルート,三菱商事etc…

そるてぃー@就活ライブラリー編集長をフォローする

こんにちは。就活ライブラリー編集長のそるてぃーです。みなさんは新卒採用面接の中で”逆質問”をする場に出会ったことはありますか?一般的な就職活動と言えば「企業が就活生を評価する場」というイメージが先行しがちです。しかし実はそうではありません。あくまで就職活動における面接は企業と就活生がお互いに質問をぶつけることでそれぞれがマッチしているかを評価し、すり合わせる場です。ですので、就活生にも企業に対して逆質問をして企業を見極める権利があるのです。
とはいえ、逆質問においてどのような質問をすべきなのか迷ったことのある方も多いのではないでしょうか?今回は面接における逆質問の位置づけや企業の意図、逆質問を考えるポイントを質問例を踏まえて解説していきます。

逆質問とは?

まず逆質問の時間を攻略するためには逆質問について知る必要があります。逆質問とは、「就活生が企業に対して説明会やこれまでの面接で聞くことのできなかった疑問点や不明点について尋ねることのできる機会」のことを指します。企業によっては逆面接とも呼ばれており、一般的には面接の最後に「弊社についてなにか質問ありますか?」などと面接官から尋ねられるケースが多く、面接の中では平均で10分前後の時間が設けられています。それまでの時間は企業の面接官が就活生である皆さんに対して様々な質問をぶつけ、評価をしています。ですので企業は今度は逆に「就活生にも会社のことを理解する場」を用意してくれているのです。

面接における逆質問の位置づけ

では、企業にとって逆質問という時間はどういった意味合いを持つのでしょうか?

①志望度を図ることができる場である

まず1つ目は、逆質問の時間を通じて就活生の企業に対する志望度を図る場として活用するケースが良くあります。質問の数や内容を通じて会社に対する熱量や志望度を確認しています。つまり就活生の皆さんが今回の面接に向けてどの程度準備を重ねてきたかを逆質問の場を通じて図っているのです。

②就活生に対して企業の魅力づけができる場である

前述したように逆面接は就活生がその企業に対して気になっている点や不明点を解消する場として設けられていますので、それが解消されることや就活生の軸とマッチしている環境があることを伝えることで志望度が上がる可能性があります。そのため、特に採用をしたいと考えている学生からの逆質問に対する回答をする際は面接官も熱量を込めて話す傾向にあります。
逆に考えると、面接において面接官が就活生に対して企業のアピールをできるタイミングは逆質問の場のみなのです。

ポイント!

上記を踏まえて考えると、逆質問においては志望度をメインに評価されていると考えていいでしょう。もちろん志望度をアピールすることは重要ですが、逆に言えばそれ以外にアピールしたとしても加点には繋がりにくいとも捉えることができます。もちろん準備を重ねたうえで確信をつくような質問をすることができれば加点になる可能性もありますが、社会人相手にそういった質問ができる可能性は相対的に低いと考えられます。ですので、逆質問は「加点はされないが、減点されうる」時間だと認識しておきましょう。つまり逆質問においては減点されないようポイントを押さえた質問をすることが大前提として重要です。

新卒採用面接で逆質問をする際に押さえるべきポイント

では逆質問を事前に考える際にどう言ったポイントを押さえておくべきなのでしょうか。重要なポイントは下記の3点です。

①説明会で話した/ネットに記載のある情報は逆質問しない

これが一番してはいけない逆質問です。すでに説明会や採用サイトで共有のあった内容について再び質問をしてしまうと、面接官からすると「真面目に話聞いていなかったのかな…」「採用サイト見てこなかったのかな…」と志望度に疑問を持ってしまいかねません。もちろん共有のあった内容を掘り下げるような質問であれば問題ないのですが、面接官に同じ回答をさせてしまうと減点対象となってしまう可能性があります。ですので面接官に「説明会で話しましたが」「採用サイトを見ていただければわかりますが」などと発言させないように注意しましょう。

②担当面接官の役職に合わせて逆質問を準備する

逆質問においては相手に配慮して質問内容を考える必要があります。例えば会社の経営者に対して「現場での一日の流れを教えて下さい」と質問したとしたらどうでしょう?こういった質問は現場で実際に働いている社員にするべき質問です。逆に現場社員に「今後の経営戦略を教えて下さい」と質問しても、「わからないから経営陣に聞いてください」という回答が返ってくるでしょう。つまり逆質問においては担当面接官が答えを持っていない内容について質問をするべきではないのです。ですので、より面接官が答えやすい質問であるか配慮して質問内容を考えることが重要です。

③働くことに対して前向きな逆質問を準備する

「お休みはちゃんと取れますか?」「残業はどのくらいですか?」みなさんが面接官だとして、この質問を就活生がしてきたらどのような印象を持つでしょうか?きっと「福利厚生や条件が重要で、働くことに対するモチベーションなさそうだな…」と感じるのではないかと思います。企業は新卒採用を将来への投資活動として捉えています。今後社員となる皆さんに生涯年収2,5億-3億円のお給料を支払うわけですから、その金額以上に売上貢献をしてくれることを期待し採用するのです。そのため面接では「投資に対してリターンが返ってくる」、つまりモチベーション高く働いてくれるかどうかを見極めています。

【NG】逆質問例としてダメな例

特にありません

逆質問で質問がな買った場合、大幅な減点となることを覚悟してください。前述した通り、質問がない=企業に対しての興味がない=志望度が低いと認識されてしまいます。質問をしないぐらいであれば思いついた質問を何でもいいので聞いてみることをおすすめします。

給与・福利厚生を教えてください

前述の③と関連してきますが、こういった質問は働く意欲を感じることができない質問です。働く意欲を感じることができないと志望度が低い、仕事がんばってくれないと判断されてしまいますので減点対象となってしまいますので注意しましょう。

(経営者に対し)1日の業務の流れを教えてください

②と関連しますが、経営者に現場の働き方について質問したとしても精度の高い回答は返ってきづらいです。またこのように質問すべき人を誤ると「相手への配慮が足りない」というレッテルを貼られてしまいますので注意が必要です。

逆質問は何個用意しておくべき?

面接において逆質問は最低限3個は用意しておきましょう。理由はシンプルです。

まず集団面接の場合、面接官1名に対し就活生が2-3名で実施されるケースが多いです。最低3個用意しておけば他の就活生と質問内容が被ることがないので、安心して質問することができます。また個人面接の場合も逆質問の約10分間を3個質問を用意しておけば時間いっぱい活用することができるのです。必ず質問は最低限3個は考えておくようにしましょう。

【応用編】目的別逆質問例

ここまで減点対象とならないための逆質問を考えるポイントについて解説しました。しかし、せっかく逆質問をするのであればしっかり企業のことを見極めたいですよね。

また上記の抑えるべきポイントを踏まえて考えてみても質問が思い浮かばない!という方のために質問例を用意しました。まずは自分自身で考えてみることが重要ですが、目的別に質問例を並べましたので下記も参考にしてみてください。

会社の方向性・将来性を知りたい

  • 御社の強み、弱みを教えてください
  • 御社の5年後、10年後のビジョンを教えてください
  • ◯◯さんの視点で御社が課題に感じていることはなんですか?
  • 今後注力していきたい事業を教えてください

業務内容・仕事内容を知りたい時の逆質問例文

  • 1日の仕事の流れを教えてください。
  • 今のお仕事のやりがいはなんですか?
  • これまでお仕事してきた中で最も嬉しかったことは何ですか?
  • これまでお仕事してきた中で最も大変だったことは何ですか?
  • 今◯◯さんが成果をあげてらっしゃるポイントはどのような点でしょうか?
  • ◯◯さんの所属されている部署は御社の中でどんなミッションを担っているのでしょうか?

キャリアパス・キャリアアップについて知りたい時の逆質問例文

  • 入社までの間に取っておくべき資格や勉強しておくべきことはありますか?

社風・人について知りたい時の逆質問例文

  • 御社で活躍している方の共通点があれば教えてください。

面接官個人について知りたい時の逆質問例文

逆質問は減点方式。ポイントを押さえた質問を心がけよう

タイトルとURLをコピーしました