「公務員試験に落ちた…」
こんにちは。就活ライブラリー編集長のそるてぃーです。
長年、夢見てきた公務員試験。その結果が不合格だった時の喪失感は、言葉では言い表せないほど大きいものですよね。努力が報われなかったと感じ、今後の進路をどうすれば良いのか、頭が真っ白になっているかもしれません。しかし、立ち止まっている時間はありません。公務員試験の結果は8月から遅くて9月上旬に出ます。その時期の民間企業への就活は内定ラッシュが終わっており、秋採用の時期となっています。秋採用は、内定枠が非常に少なく競争率が高くなる時期です。内定を獲得するためには、民間就職の切り替えをいかに早く行い効率よく進めることができるかが鍵となっていきます。この記事では、公務員試験に落ちてから民間就職を目指す就活生に向けて、タイパ(タイムパフォーマンス)を最大化し、最短距離で内定を獲得するための具体的な方法を解説します。
公務員試験に落ちた場合の進路は?

公務員試験に落ちた場合、次に進むための進路は2パターンあります。1つ目は「民間企業への就職」、2つ目は「公務員への再挑戦」です。それぞれ方法やメリット・デメリットがあるので詳しく解説していきます。
①民間企業への就職
まず一つ目は、秋採用枠を狙って民間企業への就職を希望する道です。メリットとしては、空白期間を作ることなく次の進路を固められることです。公務員試験には年齢制限はありますが、学生じゃないと受けることができないわけではありません。民間企業へ就職して、社会人としてのスキルや経験を積むことで『このまま民間企業に勤めるのか』『公務員試験に再挑戦するのか』と選択肢を増やすことが可能となるので、人生の時間を有効活用することができます。
一方デメリットは先述したように、一般的な就職活動が落ち着く秋頃の就活スタートとなるため希望する企業への就職が困難だったり企業選びの選択肢が少なくなるという点があります。

民間企業の経験をしているということが逆に公務員になった際の強みになる場合があります。公務員試験に落ちてしまってもネガティブになる必要はありませんよ!
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②公務員試験の再挑戦
どうしても公務員試験を諦められない場合は、民間就職をせずに再チャレンジする方法があります。その場合、次の公務員試験までの過ごし方に選択肢があります。それぞれメリット・デメリットがあり金銭面にも影響してくるので、よく考え家族と相談した上で方法を選択しましょう。
1. 就職留年をして来年度の公務員試験に再チャレンジする
大学を1年留年してもう一度公務員試験に挑戦する方法です。“あえて”留年する状態のため、卒業までの単位は全て取り終えており1年間集中して公務員試験への勉強に取り組めるという点がメリットとなります。また公務員試験への勉強時間を確保できるだけでなく、途中で民間企業への就職に切り替えたとしても「新卒」として就活ができ、かつ早い段階で切り替えた場合は秋採用より前に就活に参加できるという点もメリットとなります。
一方デメリットとしては、1年分学費が追加でかかるので金銭面での負担が大きくなります。民間企業へ切り替えた際も「なぜ留年したのか」を問われる可能性が高いので、伝え方にも慎重にならなければいけません。
2.既卒として来年度の公務員試験に再チャレンジする
次に、既卒として来年度の公務員試験に再チャレンジするという選択肢もあります。一度経験した試験なので、来年度に向けてより効率的な対策を立てられる可能性もあります。しかし、この選択をする場合は、時間的な制約や経済的な負担、そして何よりも精神的なプレッシャーを考慮する必要があります。大学を卒業しているので、孤独との戦いとなります。勉強時間の確保や気持ちの切り替えなどうまく自分でコントロールして進める必要があります。
また、年齢が上がるにつれて選択肢が狭まる可能性もゼロではありません。万が一、公務員試験に落ちて民間就職をすることになった場合、卒業後1年間であれば「第二新卒」として就職することができますが、2年目以降は第二新卒としての就職活動は難しくなります。そのため、既卒として再チャレンジする場合は、『いつまで頑張るのか』『アルバイトをしながら勉強を続けるのか』『勉強に専念するのか』など、具体的な計画を立て、現実的な視点から判断することが重要です。

公務員受験専門の予備校もあるので、一人で勉強を続けるのが不安な人は予備校に通うという選択肢もあります!しかしこれも金銭面に余裕がある場合なので、両親や現実的な側面を考えた上で判断しましょう。
3.大学院に進学して、公務員試験に再チャレンジする
大学院への進学を検討する人もいるかもしれません。特に、特定の専門分野をさらに深掘りしたい場合や、研究職に興味がある場合には有効な選択肢です。大学院で専門性を高めることで、将来のキャリアパスの選択肢を広げられる可能性があります。しかしこれも時間と学費がかかるため、慎重な検討が必要です。大学と違って、研究や論文といった勉強に費やす時間も増やさなければいけないので、公務員試験と両立できるのかをしっかり判断しなければいけません。公務員試験のために大学院進学をしてその分野の専門性を高めることが自身のキャリアにとって有益なのかをよく考え判断しましょう。
公務員落ちから民間企業の採用を受ける場合は“秋採用”
公務員試験の不合格が確定する時期は、多くの場合、民間企業の採用活動が一段落した時期と重なります。そのため、公務員試験からの切り替え組が民間企業の選考を受ける場合、いわゆる「秋採用」が主なターゲットとなります。
“秋採用”とは?
秋採用とは、一般的に9月以降に行われる新卒採用活動を指します。春採用で内定が出揃わなかった企業や、事業拡大に伴い追加で人材を募集する企業、あるいは通年採用を行っている企業などが、この時期に選考を実施します。公務員試験に照準を合わせていた学生にとっては、まさにこの秋採用が民間企業への扉を開く重要な機会となるのです。
秋採用の特徴は?

秋採用の特徴として、募集職種が限定的になる場合がある点が挙げられます。春採用で多くの職種が募集されるのに対し、秋採用では特定の部署の欠員補充や、事業拡大に伴う緊急の募集など、ピンポイントでの募集が多くなる傾向があります。そのため、自身の興味や適性と合致する職種が見つかるかどうかが、就職活動の成否を分けるカギとなります。また、多くの学生が春採用で内定を獲得しているため秋採用は春採用と比較して、応募者数が少なくなる傾向がありますが、採用枠自体は非常に少ないため競争率は高くなるでしょう。先述したように、理由があって追加募集をしている場合は、企業側も即戦力に近い人材や、明確な志望動機を持つ学生などを求める傾向が強まる特徴があることも覚えておきましょう。
秋採用で成功するためには、情報収集が非常に重要です。企業の採用活動は通年で行われているわけではなく、いつ、どの企業が採用活動を始めるかは流動的です。企業の採用ホームページや就職情報サイト、大学のキャリアセンターなどをこまめにチェックし、常に最新の情報を入手するように心がけましょう。また、秋採用は募集人数が少ない背景からすぐに募集が終わってしまう場合があります。そのため、内定を獲得するためには効率よく就職活動を進めていく必要があります。

秋採用のように募集人数が少ない場合、企業側は、春夏採用時期同様の広告費や人件費をかけてまで採用活動を行わない場合があります。つまり表立って採用情報を出さないということです。その場合、企業の採用ホームページやキャリアセンター・就活エージェントなどから情報を収集する必要があります。時間がない中で1社1社採用情報を探すのは大変なので、キャリアセンターや就活エージェントをうまく活用することをおすすめします。
また、秋採用でのライバルとなるのは専門・短大の就活生や内定はあるものの納得がいかず続けている就活生、内定がまだ獲得できていない学生など様々です。専門や短大生はある特定の分野に長けているという特徴があり関連する職種の場合、強みとしてアピールしてきます。また、就活経験者であれば面接の離れをしているという特徴があります。ライバルと自分を比べる必要はありませんが、どのような就活生が周りにいるかを知っておくだけでも心の準備となるので頭の隅に入れておくと良いでしょう。
【タイパ就活】就活を効率よく進める方法
公務員試験からの切り替え組にとって、限られた時間の中で最大限の成果を出す「タイパ就活」は不可欠です。効率的に就職活動を進めることで精神的な負担を軽減し、より良い結果に繋げることができます。では、具体的にはどのようなことに取り組めば良いのか解説していきます。
1. 軸を明確にする
タイパ就活の第一歩は、就職活動の「軸」を明確にすることです。公務員試験の準備をしていた際は、公務員という明確な目標がありましたが、民間企業は非常に多岐にわたります。やみくもにエントリーするのではなく、「なぜ民間企業で働きたいのか」「どのような仕事に興味があるのか」「どのような働き方をしたいのか」といった自身の価値観や希望を深く掘り下げてみましょう。これにより、業界や企業を絞り込むことができ、無駄なエントリーや選考を減らすことができます。

まずは「働く目的」「好きなこと」「自分の強み(性格的強み)」を明確にすることが重要です。これらが重なったところに「やりたいこと」が生まれ、それを実現できる企業こそが、あなたにとっての就活の軸となります。
1-1. 【自己分析】なぜ働くのかを突き詰める
働く目的を考えることは、キャリアの軸を決める基本です。単に「安定した収入を得たい」だけでなく、「どんな人生を送りたいのか」「仕事を通じて何を成し遂げたいのか」を深掘りすることが大切です。
- 「働く目的リスト」を作成する
例:「経済的に自立したい」「社会に貢献したい」「好きなことを仕事にしたい」
→書き出したあとに優先順位をつける - 「理想の1日」をイメージする
朝起きてから夜寝るまで、どんな生活を送っていたいかを想像する
→仕事の内容だけでなく、働く環境や人間関係、ライフスタイルも考える - 過去の経験を振り返る
これまでの人生で「やりがいを感じた瞬間」「達成感があった経験」を洗い出す
→それらに共通する要素を探し、働く目的のヒントにする
「お金を稼ぐこと」だけが目的だと、いざ仕事を始めたときにモチベーションを維持しづらくなります。自分が働く本当の理由を見つけることで、長く続けられる仕事を選ぶことができます。

1-2. 【自己分析】自分が熱中できるものを探す
「好きなこと」を仕事にできれば、モチベーションを保ちやすく、成長もしやすくなります。特に、普段の生活で時間を忘れて没頭できることや、これまで努力を重ねてきたことに着目すると、より自分の本質に基づいた具体的な分析ができるでしょう。
- 「好きなことリスト」を作る
趣味、興味があること、時間を忘れて没頭できることを書き出す
例:「ゲーム」「旅行」「ファッション」「カフェ巡り」「人と話すこと」 - 好きなことの「動詞」を深掘りする
例えば「ゲームが好き」なら、「ストーリーに惹かれるのか」「競争するのが楽しいのか」「戦略を考えるのが好きなのか」などを分析する - 好きなことを仕事にするリスクを考える
仕事になるとプレッシャーがかかり、純粋に楽しめなくなる可能性もある
→「好き」だけでなく、「得意」や「やりがい」も考慮する

1-3. 【自己分析】得意なことを活かせる仕事を探す
自分の強みを理解し、それを活かせる企業や職種を選ぶことで、仕事の適性や成長のしやすさが変わってきます。特に性格的な強みは、スキル以上に長く活かせる要素になります。意識せずとも日常で自然とできていることをピックアップしてみるとより再現性の高い分析になるのでおすすめです。
- 「褒められた・頼られた経験」を振り返る
これまで周囲に褒められたことや、頼られた経験を思い出す
例:「計画を立てるのが得意」「人とすぐに仲良くなれる」「細かい作業が苦にならない」 - 「過去の成功体験」を振り返る
「自分がうまくいった経験」と「うまくいかなかった経験」を書き出し、強み弱みを分析する
例:「プレゼンで評価された → 人前で話すのが得意」
「一人での作業は苦手 → チームで動くほうが向いている」 - 他者に聞く(客観的な視点を得る)
友人、家族、先輩などに「自分の強みは何だと思う?」と聞いてみる
→自分では気づかない強みを発見できる

1-4. どんな人と働きたいかを明確化する
働く環境において「どんな人と一緒に働くか」は、仕事の満足度や成長スピードに大きく影響します。自分に合う企業を見つけるためには、どんな価値観や性格を持つ人と働きたいのかを明確にすることが重要です。
- 過去の経験を振り返る
これまで一緒に働いたり、チームを組んだ人の中で「仕事がしやすかった人」と「合わなかった人」の特徴を整理する。 - 理想のチーム像を考える
「協力し合うチーム」「競争しながら成長できる環境」など、自分が力を発揮しやすいチームの特徴を考える。 - 企業の社風と照らし合わせる
企業の口コミや社員インタビューを通じて社内の雰囲気を確認し、自分に合った人材が多いか見極める。
自分が働きやすい環境を理解することで、入社後のミスマッチを防ぎ、長く活躍できる企業を選ぶことができます。
1-5. 条件面のMUSTライン設定
最後に、条件面の整理を行いましょう。多くの人が「給料は高い方がいい」「福利厚生は充実している方がいい」と考えると思いますが、すべてを完璧に満たす企業を見つけるのは難しいのが現実です。そこで、本当に譲れない条件を「MUST条件」、あれば理想的だが絶対ではない条件を「WANT条件」として整理していきましょう。
- 「働く目的」と照らし合わせる
「安定した収入が必要 → 年収◯万円以上をMUST条件に設定」 - 長期的なキャリアを考える
「成長できる環境を重視 → 研修制度やキャリアパスの充実をMUST条件に」 - 現実的な優先順位をつける
「リモートワークが理想だが、絶対ではない → WANT条件に」

このように条件を整理すると、企業選びの軸が明確になり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
2. 業界・企業研究を効率化する
軸が明確になったら、次は業界・企業研究を効率的に進めることが重要です。すべての業界や企業を網羅的に調べるのではなく、自身の軸に合致する業界や企業に絞って深く掘り下げていきましょう。
書籍:業界・企業研究の基礎を固める
書籍は、企業研究をする際の基礎知識を得るために欠かせない情報源です。特に、業界全体の動向や企業の成長性を理解するのに役立ちます。例えば、『業界地図』シリーズや『就職四季報』などの資料は、業界ごとの市場規模、主要企業のポジション、成長性などを網羅的に学ぶことができます。

『会社四季報』
主に投資家向けに企業の財務情報や成長性を分析した書籍ですが、就活にも活用できます。上場企業を中心に、売上や利益・経営方針・株主情報などが詳しく記載されており、企業の安定性や成長性を客観的に判断するのに役立ちます。「この企業は今後も成長するのか?」「経営は安定しているのか?」といった視点で企業を比較できます。特に、財務状況が良好な企業は倒産リスクが低く、長期的に働くうえで安心できるポイントになります。
『就職四季報』
新卒向けに企業の採用情報や待遇、働きやすさを詳しくまとめた書籍です。平均年収や初任給・残業時間・有給取得率、採用実績大学など、就活生が気になる情報がデータとして掲載されており、客観的な企業研究に役立ちます。特に、企業が公表しない「入社3年後の定着率」や「採用人数と倍率」などの情報もあり、労働環境や採用動向をデータで確認できます。大手から中小企業まで幅広く掲載されており、志望企業の比較・分析に適した一冊です。
『業界地図』
各業界の主要企業の関係性や市場規模、最新のトレンドを一目で把握できる書籍です。業界ごとにシェアや競争環境が図解されているため、業界研究の入門書として最適です。「どの業界が成長しているのか」「主要企業はどこか」「どの企業とどの企業が競争・協力しているのか」などを視覚的に理解できます。特定の企業だけでなく、業界全体を俯瞰することで、志望業界を決める際の指針となります。毎年最新版が発行されるため、最新の業界動向を知るのに役立ちます。
また、企業の創業者や経営陣が書いた書籍も有益です。企業の理念や経営方針、将来のビジョンを深く理解できるため、その会社が自分の価値観と合うかを判断する材料になります。さらに働き方や企業文化を知るために、ノンフィクションのビジネス書や社員の体験談が書かれた本を読むのもおすすめです。書籍は信頼性が高く、体系的な知識を得られる点が魅力ですが、情報がやや古い場合があるため、最新の動向は企業サイトやニュースで補完することを忘れないようにしましょう。
企業サイト:公式情報を最大限活用する
企業の公式サイトは、企業研究において最も基本的な情報源です。会社概要や事業内容、最新のニュースリリースなどが掲載されており、その企業がどのような方向性で成長しようとしているのかを知ることができます。特に、以下のポイントに注目すると、企業の本質を見極めやすくなります。
- 経営理念・ビジョン
「社長メッセージ」や「経営理念」ページを読み、自分の価値観と合うか確認する。 - 事業内容・サービス
何を強みとしているのか、競争優位性があるのかを分析する。 - IR情報(投資家向け情報)
上場企業であれば、決算報告書や中期経営計画から財務状況や成長戦略をチェックする。 - 採用ページ
求める人材像や社内制度を確認し、自分のキャリア観とマッチするかを判断する。

社員インタビューや社内イベントの情報から、実際の働きやすさや雰囲気を把握することもできます!また、オフィスや働く風景の写真をチェックすることで「開放的なオフィスか」「リモートワーク環境が整備されているか」なども読み取れるので隅々までチェックしてみましょう!
企業サイトの情報は、企業側の視点で発信されるため、ポジティブな面が強調されがちです。そのため、口コミサイトやOB・OG訪問などで第三者視点での情報を補完しながら、企業の実態を見極めることが大切です。
OB・OG訪問:リアルな声を聞く
OB・OG訪問で、企業の内情や職場の雰囲気を自分の目で確かめましょう。実際に働いている人の生の声を聞くことで、求人情報や企業サイトだけではわからない「働く環境のリアル」が見えてきます。特に、以下のようなポイントについて質問すると、より深い情報を得ることができます。
- 入社前と入社後のギャップは?
- 社内の雰囲気や人間関係はどのような感じか?
- 成長できる環境が整っているか?
- 評価制度やキャリアパスはどうなっているか?
OB・OG訪問をする際は、単なる雑談ではなく事前にリサーチをした上で具体的な質問を準備しましょう。特に、企業サイトや口コミサイトで得た情報をもとに、「この点について詳しく知りたい」という視点を持つと、より有益な会話ができます。また、複数の社員に話を聞くことでより客観的な判断ができるのでなるべく多くの人の話を聞くようにしましょう。OB・OG訪問は、就活支援サービスや大学のキャリアセンター、SNSなどを活用してコンタクトを取るとスムーズに進められます。

ビズリーチ・キャンパスでは、大学の先輩が就職した企業へOB・OG訪問できるサポートを行なっていたり「難関企業内定者による就活対策講座・就活サポート」を受けることができます。大学のキャリアセンターでは紹介してもらえない企業へ訪問ができたり、先輩の話が聞くことができるのはビズリーチ・キャンパスの大きな強みの一つです。また、限定インターンシップや、特別選考ルートなどここでしかない人気大手企業のインターンに応募もでき、高確率で誰もが知る人気企からスカウトが届く場合もあります。先輩の就職体験記を読むこともできるので「いつ・何をして・何に悩んだのか」を知ることができるので「就活がだるいな」と感じた時に背中を押してくれるツールになるかも知れません。
【現場に行けない人必見!】OB・OG訪問の録音が聞ける!ボイスキャリア

ボイスキャリアは、TOP企業の面接・OBOG訪問の音声が聞けるメディアです。実際の面接・OBOG訪問音声を250社以上収録!リアルな情報を手に入れられます。
口コミサイト:社員のリアルな声をチェックする
口コミサイトは、企業の内部事情や働きやすさを知るための貴重な情報源です。特に、現役社員や元社員が投稿した口コミを確認することで、企業の実態を客観的に判断できます。代表的な口コミサイトには、「OpenWork」や「就活会議」などがあります。口コミサイトでは、以下のようなポイントをチェックすると、企業の実情を把握しやすくなります。
- 職場の雰囲気や人間関係:上司や同僚との関係性、風通しの良さ。
- ワークライフバランス:残業時間、有給取得率、リモートワーク制度の有無。
- 評価制度とキャリアアップ:昇進の基準、スキルアップの機会があるか。
- 給与・待遇の実態:求人情報と実際の給与水準にギャップがないか。
ただし、口コミはあくまで個人の意見であり、必ずしもすべてが事実とは限りません。特に、退職者の口コミはネガティブな内容になりがちなため、複数の情報を比較しながら、冷静に判断することが重要になります。また、口コミの時期にも注意し、古い投稿よりも直近の情報を優先するようにしましょう。過去と現在の口コミを比較することで改善された部分が明確になれば「企業がどのような方針を持っているか」などが見えてくることもあります。
3. 応募書類作成を効率化する
エントリーシート(ES)や履歴書の作成は、就職活動の準備の中では一番時間を要する作業と言われています。タイパを意識した応募書類作成のためには、汎用的なテンプレートを用意し企業毎にカスタマイズする方法・AIなどを活用した書類作成・添削サービスを活用しながら作成していくことがポイントとなります。
3-1. テンプレートを作成する
自己PRや志望動機などある程度の型を作成しておき、企業ごとに具体的なエピソードや表現を調整することで、大幅な時間短縮が可能となります。応募書類作成の際に気をつける点としては、企業が求める人物像を意識することです。企業の採用ページやIR情報、説明会などで得た情報を参考に、自身の強みや経験がどのように企業に貢献できるのかを具体的に記述しましょう。過去の経験や学業での成果を羅列するだけでなく、それが企業でどのように活かせるのか、具体的なイメージを伝えることが内定への近道となります。
3-2. AIを活用して書類作成を行う
AIツールを賢く活用することで、「言いたいことはあるのに文章にできない」「何枚も書いているうちに正解がわからなくなってしまった」といった不安や書類の作成時間を大幅に改善してくれます。『AIに文章作成を任せるなんて!』と抵抗を感じる人もいるかもしれません。でも、これは決して丸投げする話ではありません。自身の経験や強みをAIにインプットすることで、それを企業が「採用したい!会ってみたい!」と思うような魅力的な言葉に変換してくれるのです。
例えば、「学生時代に頑張ったこと」を箇条書きでメモすることで、AIがそれをストーリー性のある自己PRに組み立ててくれたり、言葉がまとまらない時にAIが表現の選択肢を広げてくれたりと脳内にあるアイデアを、より洗練された形で引き出してくれる「壁打ち相手」のような存在として活用することができるのです。誤字脱字のチェックはもちろん、論理的な流れまで見てくれるので、作成スピードが格段にアップします。これで、一枚の書類に何時間も唸る必要はもうありません。AIを味方につけて、もっと多くの企業に自信を持って応募できる時間と余裕を手に入れましょう!
SmartES:AIがエントリーシートの文章を作成!タイパ就活に必須のツール!

AIがES(エントリーシート)の文章を作成してくれる無料ツールです。大手・メガベンチャーなどの選考通過したエントリーシートの情報だけをAIに学習させた『通過する志望動機やガクチカ』をAIっぽさのような文章もなく作成できるのが最大の特徴です。ESに書きたい内容や今までの経歴やエピソードが頭の中にあったとしても、それを文章にまとめるのは容易ではありません。ましてや初めてエントリーシートという形で企業に自己アピールするために書くというとハードルが上がってしまい、作成するのに時間がかかる人も少なくありません。SmartESでは、エピソードを箇条書きに入力し文字数を指定するだけで瞬時に文章を作成してくれます。選考企業ごとに作成も可能なので、エントリーシートを書く時間やガクチカをまとめる時間を短縮することができ他の選考対策の時間に充てることができます。
3-3. 添削サービスを活用する
自分で書いた文章は客観的に評価することが難しく、意図が正確に伝わらなかったり、改善点を見落としてしまったりする可能性があります。そのため、書いているうちに正解がわからなくなってしまって何回も書き直したり、せっかく書いたのに書類選考が通過せず就活がうまく進められなく焦ってしまう場合があります。そこでポイントになるのが、プロの添削サービスを活用することです。添削サービスでは誤字脱字の確認だけではなく、採用担当者の視点から書類を客観的に評価し、具体的な改善点やアドバイスを提供してくれます。自分で悩んで何時間も煮詰まってしまうより、プロの視点で採用担当者の心に響く魅力的な書類へとブラッシュアップすることができるので限られた時間の中で就職活動をする就活生にはぴったりのサービスとなっています。

赤ペンESは、無料のエントリーシート添削サービスです。公式LINEにてESを提出し、担当のキャリアアドバイザーが丁寧に赤ペンで添削し、ESの通過率向上のサポートをしてくれます。志望動機、自己PR、学生に力を入れたこと(ガクチカ)の3項目の添削が対象です。提出から1~3営業日以内にフィードバックを受け取ることができます。制限なく添削を受けることが可能なので、企業ごとのESの添削をすることも可能になっています。身近なLINEを使って提出することができるので、気軽に相談できますし隙間時間を使ってできるので効率的に就職活動を進められます。また、必要があれば担当のアドバイザーと直接相談することも可能です。「自分本位なESになっていないか」「客観的なアドバイスが欲しい」「ESが通らないけど何が原因かわからない」と悩んでいる就活生は是非一度使ってみてください!
キャリエモン:書類添削だけではなく就活の相談も気軽にできるサービス!

就活・キャリア・ES添削等の、就活にまつわるあらゆる悩みを解決できる無料サービスです。悩みに回答するのは就活のプロフェッショナルです。現役のキャリアアドバイザーや人事などが求職者の悩みに対して多様なアドバイスをしています。なんと、キャリエモンを運営している株式会社UZUZの代表取締役も直接悩みに回答しています。就活YouTubeチャンネル「ひろさんチャンネル」(登録者数7.4万人)を運営している代表だからこそできるリアルなアドバイスは就活生にとっては非常にかなり有益です。キャリエモンはエージェントサービスでもなければ直接採用を行っているわけでもないので、100%求職者のためだけのアドバイスがもらえる場所です。「対策だけしてもらいたい」「相談だけ乗ってもらいたい」就活生にはぴったりのサービスです。
4.面接対策を効率化する
面接は、就職活動の最終段階であり、企業との対面でのコミュニケーション能力が試される場です。タイパを意識した面接対策としては、頻出質問に対する回答を事前に準備しておくことが挙げられます。例えば、「自己紹介」「志望動機」「学生時代に最も打ち込んだこと」「なぜ公務員ではなく民間企業なのか」といった質問に対する回答は、事前に何度も練習し、スムーズに話せるようにしておきましょう。また、模擬面接を友人や大学のキャリアセンター職員・就活エージェントのアドバイザーと実施することで、自身の話し方や表情、立ち振る舞いを客観的に見てもらい、改善点を見つけることができます。面接は場数を踏むことで慣れていく部分も大きいため、可能な限り多くの面接に挑戦し、経験を積むことも重要です。

面接対策として“就活エージェント”を利用することも非常におすすめです!就活エージェントでは「書類選考免除」の企業を紹介してくれる場合があるので、面接の場数を踏むために企業の選考を受けるということも可能です。また、担当のアドバイザーが面接対策をしてくれるサービスもあるので企業の紹介を受けながら対策まで受けられれば非常に効率よく就職活動を進めることができます!!
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doda新卒エージェント

doda新卒エージェントは、株式会社ベネッセ i-キャリア(ベネッセグループ)が運営する完全無料の新卒向けの就活エージェントです。2024年卒の登録学生数はなんと140,000名以上!
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パナソニックグループのIT事業会社/SONYグループのIT・通信中核企業/三井金属グループの中核会社などの大手グループ企業や、上場企業も複数あり。*2025年卒実績
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・内定がとれない
5.スカウトサービスを活用する
就職活動を効率的に進めるための最大の鍵は、オファー型の就活スカウトサービス活用することです。『求人サイト』『逆オファーサービス』などとも呼ばれているこのサービスは、「プロフィールや経歴を登録しておくだけで企業からインターンのお誘いや特別選考ルートのオファーを受けられる」サービスです。ナビサイトと違い、プロフィールを入力しておくだけで自分とマッチした企業からアプローチが来るので自分で企業を探す手間もなく企業と出会うことができます。

企業を探す手間を省くことができるだけではなく、「自分では気づかなかった自分とマッチした企業に出会える」ことや、「特別オファーをもらえる」点が非常に魅力的です。自分で就職活動を進めながら並行して利用することも可能なので、まずはスカウトサービスへ登録しておくことをおすすめします。
【登録必須】おすすめ就活スカウトサービス3選
キャリアチケットスカウト

スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★★★ |
キャリアチケットスカウトはレバレジーズ株式会社が運営する「量より質」の新卒スカウトメディアです。就活エージェントとして急成長しているキャリアチケットや転職支援のメディアなどを運営する企業が運営しているため信頼性が高いことが特徴です。これまでの顧客データベースを活用して企業への導入を進めているためこれから非常に多くの企業からのスカウトが届く可能性が高いと考えられます。
自己PRやガクチカを簡単に作れるテンプレート機能や自己分析を助けるツールなどが完備されているため、ただスカウトを受け取るだけでなく自己分析や面接対策にも役立つサービスとなっています。
- テンプレート機能で簡単に自己PRやガクチカを作成できる
- モチベーショングラフのようなツールを使って自己分析を進めることができる
- 大手からベンチャー企業が利用中!!
- 価値観ベースのマッチングだから、本当に気の合う企業に効率よく出会える

価値観に合う企業に出会えるため、やみくもに色々な企業を受けず、働きたいと思える企業から内定がもらえるのはとても効率的ですよね◎
損保ジャパン、Retty、AnyMind、住友生命、dataX、旭化成不動産レジデンス、大東建託グループ、VisionConsulting、Leverages、onestar、大和ライフネクスト、ラクスなど
ABABA

スカウトの量: | ★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★ |
- 最終面接までの実績を元に特別選考のスカウトメールが届く日本唯一のサービス
- サービス開始10ヵ月で上場企業や優良ベンチャー企業など約200社が導入
- 新卒スカウトサービス初のLINE連携を実装、スカウト受信および返信がLINEから可能

自分のプロフィールと最終落ちのお祈りメールを提出したら企業からオファーが届きました。最終面接で落ちたらこれまでの努力が水の泡に感じていましたが、このサービスで特別選考フローのスカウトをもらうことができています。これまで嫌だったお祈りメールも自分の努力の証だと感じられるようになりました。
OfferBox

スカウトの量: | ★★★★★ |
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スカウトの質: | ★★★★ |
人事評価: | ★★★★★ |
OfferBoxは28万人が登録する「企業が興味をもった学生にオファーする就活サイト」です。企業が学生に送るオファー数には上限が設定されています。企業はあなたの自己PRやエピソードなどのプロフィールを読み、1通1通厳選してオファーを送るのです。そのため選考にスムーズに進めることが多く、年間で3000名もの学生がOfferBox経由で入社を決めています。登録企業数も業界NO.1を誇るため、プロフィールを記入している学生のうち93%が企業からのオファーを受け取ることができています。
- 登録企業数20,030社!東証プライム企業の67.7%が利用。
- 適性診断【AnalyzeU+】を受検可能
経済産業省,資生堂,Microsoft,日産,コクヨ,朝日新聞,JCB,ニトリ,Sansan,セコムグループ,サイバーエージェントグループ,グリー,デジタルホールディングス(オプト)
公務員試験に落ちた人がよく聞かれる質問
公務員試験から民間企業への就職活動に切り替えた際、面接で必ずと言っていいほど聞かれるのが、公務員試験に関する質問です。これらの質問に対して、どのように答えるかが内定獲得の鍵となります。

①なぜ公務員を目指していたのですか?
この質問は、あなたの過去の選択の背景と、現在の民間企業への志望動機との整合性を確認するために聞かれます。公務員を目指した理由を正直に伝えることはもちろん重要ですが、民間企業への転換をポジティブに捉えている姿勢を示すことが大切です。
「社会貢献性の高い仕事に就きたいという思いがあり、その実現手段として公務員を考えていました。しかし、公務員試験の勉強を進める中で、自身の強みである〇〇が、民間企業でよりダイレクトに活かせるのではないか、あるいは、より大きな裁量を持って〇〇な課題解決に取り組めるのではないかと考えるようになりました。」

公務員を目指していた動機を述べた上で、民間企業への興味が生まれたきっかけを具体的に説明すると、より説得力が増します。決して公務員の仕事や制度を否定するような発言は避け、前向きな姿勢で臨むことが重要です。
②公務員試験に落ちたことをどう捉えていますか?
この質問は、あなたが失敗から何を学び、どのように次へと活かそうとしているのか、そのレジリエンス(回復力)や成長意欲を測るものです。ただ単に「悔しいです」といった感情的な回答ではなく、具体的な反省点と、そこから得た教訓を伝えましょう。
「公務員試験の結果は残念でしたが、この経験を通じて、自身の課題を明確にし、それに対する対策を立てる重要性を学びました。具体的には、〇〇の分野の知識が不足していたと認識し、今後は〇〇の学習に力を入れていきたいと考えています。」

客観的な分析と今後の行動計画を示すことで、前向きな姿勢をアピールしましょう!
③なぜ今、民間企業なのですか? / なぜ弊社なのですか?
この質問は、公務員から民間への切り替えの理由と、その企業に対する本気度を問うものです。漠然とした回答ではなく、具体的な企業研究に基づいた、説得力のある志望動機を述べることが求められます。
「公務員試験の勉強を通じて、社会全体を支える仕事に魅力を感じていましたが、民間企業であれば、よりスピード感を持って変化に対応し、具体的な形で社会に貢献できるのではないかと考えるようになりました。中でも貴社は、〇〇という独自の技術やサービスを通じて、〇〇な社会課題の解決に貢献されており、私の〇〇な強みを活かして、〇〇な業務に貢献したいと考えています。」

公務員試験での学びと民間企業への志望動機、そしてその企業への具体的な貢献意欲を関連付けて説明しましょう。
企業の事業内容や企業理念、求める人物像などを深く理解し、自身の経験やスキルがどのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。単なる興味本位や、公務員試験からの逃げという印象を与えないよう、熱意と論理性を兼ね備えた回答を準備しましょう。
④将来的に公務員を目指したいと思っていますか?
この質問は、企業があなたの入社意欲と定着性を測るための非常に重要な質問です。ここでは、民間企業で働くことへの強い意欲と、その企業への貢献を約束する姿勢を示すことが求められます。過去の公務員試験への挑戦は事実として受け止めつつも、現在は民間企業、特に応募企業で働くことに専念する意思を明確に伝えましょう。
「公務員試験に挑戦したことは事実ですが、民間企業で働くことへの魅力や、貴社で〇〇な仕事に取り組むことへの強い関心が高まりました。現在は、貴社の一員として〇〇な目標達成に貢献することに全力を尽くしたいと考えており、将来的に公務員を目指すことは考えておりません。」

もし、具体的な民間企業での目標や、その企業で実現したいことがあれば、それらを付け加えることで、より説得力が増します。重要なのは、応募企業への入社に対する熱意と、長期的な貢献意欲を伝えることです。あいまいな回答や、再び公務員試験に挑戦する可能性を示唆するような発言は、企業に不安を与えるだけなので避けるようにしましょう。
公務員落ちから民間就活をする際の気を付ける3つのポイント
①焦って就職活動を進めない
先述したように、多くの就活生が内定が出ている時期に民間企業の就職活動をスタートさせるので焦る気持ちがあるでしょう。しかし、焦って闇雲に手当たり次第に企業へエントリーすることは避けましょう。逆に時間を無駄にしてしまいます。また、最終的な企業を決める際も「内定をもらえたからここにする」という理由で内定先を決めることもおすすめしません。入社後に後悔するのではなく、納得のいく内定先を自分のペースでしっかりと決めていきましょう。そのためにも自己分析は非常に欠かせない就職活動の鍵となるのです。
②ネガティブな気持ちで就職活動をしない
本来の公務員試験を諦めて民間企業への就職活動に切り替えているのは事実ではありますが、「仕方なく民間就職をしている」という気持ちを持たないようにしましょう。気持ちを切り替えて就職活動をすることは非常に難しいことではあると思いますが、仕方なく自社を受けている学生を採用したいと思う企業はありません。面接官は多くの学生と面接してきている採用のプロなので、気持ちがない学生の思いは面接で見抜かれてしまいます。自己分析をしっかりと行い自分のキャリアをポジティブに明確にしていきましょう!
③公務員試験の経験を「強み」として捉える
公務員試験に費やした時間や労力を、決して無駄だったと考える必要はありません。むしろ、その経験はあなたの「強み」としてアピールできます。公務員試験の勉強を通じて培った論理的思考力、情報収集能力、分析力、計画性、そして目標に向かって努力し続ける粘り強さは、民間企業においても高く評価される資質です。
面接やESでは、「公務員試験の勉強で培った〇〇な力を、貴社でどのように活かしたいか」を具体的に説明しましょう。例えば、「膨大な量の法律や政策を読み込み、要点を把握する能力は、貴社の〇〇な情報収集や分析に役立つと考えています」「長期間にわたる学習計画を立て、それを実行し続ける計画性と忍耐力は、貴社の〇〇なプロジェクトを成功させる上で貢献できると確信しています」といったように、具体的なエピソードを交えながらアピールすることが重要です。公務員試験の経験をポジティブに捉え、自信を持って伝えることで、企業からの評価に繋がります。
公務員試験が人生の全てではない!
公務員試験に落ちてからの就職活動は、多くの不安を伴うかもしれません。しかし、この経験をネガティブに捉える必要は全くありません。公務員試験の勉強で培ったあなたの努力、論理的思考力、そして目標達成への執念は、民間企業においても大いに評価されるべき「強み」となります。
重要なのは、残された時間を最大限に活用し、効率的に就職活動を進める「タイパ就活」を実践することです。自身の就活の軸を明確にし、効率的な業界・企業研究、応募書類作成、そして面接対策を進めましょう。また、公務員試験にまつわる質問に対しては、決して後ろ向きな姿勢を見せず、むしろその経験を自身の成長に繋げたことを具体的に説明できるよう準備することが肝心です。
公務員試験に落ちたからこそ得られた経験や学びは、あなたの今後のキャリアを豊かにする貴重な財産となるでしょう。自信を持って、前向きに民間企業への就職活動に臨んでください。新たなキャリアの扉は、あなたの努力と工夫次第で必ず開きます。