【就活生必見】My Career Box(マイキャリアボックス)の書き方完全ガイド

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そるてぃー@就活ライブラリー編集長

上場企業で採用責任者として経験後、採用コンサルティングや就活エージェントのサービス責任者を経て就活ライブラリーの編集長に。3000人以上の就活生と面談・面接し、正解にしたいと思えるキャリア選択の支援をしている。
担当学生内定実績:マッキンゼー,電通,TOYOTA,リクルート,三菱商事etc…

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こんにちは。就活ライブラリー編集長のそるてぃーです。皆さんは履歴書やエントリーシートを書いたことはありますか?就職活動において選考を受けていく上で、履歴書やエントリーシートを書くことが必ずと行っていいほど必要になります。

My Career Boxとは?

就職活動において、My Career Box(マイキャリアボックス)は、企業との最初の重要な接点となる書類です。従来のエントリーシート(ES)と比較すると、より体系的に自己アピールができる特徴があります。
ESとMy Career Boxの最大の違いは、その汎用性にあります。ESが企業ごとに異なる設問に対して個別に回答する形式であるのに対し、My Career Boxは基本フォーマットが統一されており、複数の企業にアプローチできる効率的なツールとなっています。しかし、共通点として両者とも「自己PR」「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」「志望動機」という3つの基本要素を含んでいます。これらの要素は、就職活動において企業があなたを評価する上で最も重要な判断材料となります。

My Career Boxの評価ポイントとして、採用担当者は主に以下の3つの観点に注目しています:

  • 論理的思考力:経験や考えを筋道立てて説明できているか
  • 具体性:抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや数値で示せているか
  • 一貫性:自己PRからガクチカ、志望動機まで、一貫したストーリーが描けているか

特に注目すべき点は、My Career Boxは単なる経歴書ではないということです。あなたの「過去の経験」「現在の強み」「将来のビジョン」を統合的に表現する重要なツールなのです。

2. My Career Boxの全体構成と役割

My Career Boxの基本フォーマットは、以下の項目で構成されています:

マイキャリアボックスの記入フォーマット
  • 基本情報(氏名、学歴、連絡先等)
  • 自己PR(あなたの強み)
  • 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
  • 志望動機(企業によって任意)
  • 資格・特技(該当がある場合)

各項目について、企業が見ているポイントを詳しく解説します。

自己PR

自己PRでは、あなたの「強み」を論理的に説明することが求められます。ここで重要なのは、単なる性格や特徴を述べるのではなく、その強みが「なぜ」「どのように」培われたのか、そして「どのように」企業で活かせるのかまで言及することです。

企業は特に以下の点を重視しています:

自己PRで見られるポイント
  • 強みの具体性と再現性
  • エピソードの説得力
  • 企業での活用可能性

学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)

ガクチカでは、単なる活動の成果だけでなく、その過程で直面した課題とその解決方法、そこから得た学びまでを含めて記述することが重要です。企業は特に以下の要素に注目しています。

ガクチカで見られるポイント
  • 課題発見能力と解決力
  • チームワークとリーダーシップ
  • 失敗からの学びと成長プロセス

志望動機

志望動機では、企業との接点を意識した記述が重要です。以下の要素を含めることで、より説得力のある志望動機となります:

志望動機で見られるポイント
  • 業界・企業研究の深さ
  • 自身の経験や価値観との結びつき
  • 入社後のビジョンの具体性

企業ごとのカスタマイズについては、基本となるMy Career Boxの内容を土台としながら、各企業の求める人物像や事業特性に合わせて微調整を行うことが推奨されます。

3. My Career Boxの提出方法

My Career Boxの提出方法は基本的にはマイナビ上での提出が基本となりますが、企業によってはマイキャリアボックスを履歴書代わりに使用していいというケースも有るためメールなどで履歴書を提出するケースもあります。そのため企業が指定する方法でマイキャリアボックスを提出するようにしましょう。
また提出期限については、企業ごとに様々なパターンがあります。

  • エントリー時に必須
  • 説明会参加前の提出
  • 選考プロセス開始時の提出

提出後の修正については、Web登録の場合は締切までであれば修正可能な企業が多いですが、PDFでの提出の場合は原則として修正が認められません。

提出前の確認ポイント
  • 誤字脱字のチェック
  • 文字数制限の遵守
  • フォーマットの統一性
  • 提出データの完全性

4. 高評価につながる自己PRの書き方

選考の合否を決める7〜8割はこの「強みを持ち合わせているか」で決まると考えてもらって結構です。どれだけ一緒に働きたいと思っていても、営利を目的とする株式会社の場合利益を生み出せないと採用することはできません。
マイキャリアボックスで効果的な自己PRをするには、伝えたいエピソードを決め構造的にアピールすべき内容を作る必要があります。

提出前の確認ポイント
  • 結論(自分の強み)
  • 具体的なエピソード
  • 得られた成果
  • 企業でどう活かせるか

魅力的な自己PRを作る3つのポイントについて詳しく解説します。

1. 企業に求められる強みを理解する

自己PRにおいては企業が求める人材像を理解し、それに合致する自身の強みを選択することが重要です。ただし、企業に合わせて強みを作り変えるのではなく、自身の本質的な強みと企業ニーズの接点を見出すことが大切です。また強みをアピールするにしても、企業が優先度高く求める強みでないと評価してくれません。
例えばエンジニアを採用するにあたってもちろんコミュニケーションが取れることは重要ですが、それ以上に新たな知識や考え方を継続的にインプットできる継続力や責任感などが会社の業績に直結するためより求められます。

2. エピソードは「具体性」と「再現性」を意識する

抽象的な表現を避け、具体的な状況や行動を描写することで、読み手に臨場感を与えます。また、そのエピソードが偶然の成功ではなく、再現可能な強みであることを示すことが重要です。
また企業の求める強みを伝えられたとしてもそれが、「これまで経験したシチュエーション以外でも活用できないと仕事の場面で生かすことができない」ということになります。再現性をアピールするために、複数の経験からその強みをアピールできるように準備しておきましょう。

3. 数値や事実を盛り込む

「大幅に改善した」という抽象的な表現ではなく、「売上が前年比150%に向上」といった具体的な数値を用いることで成果の大きさを客観的に示すことができますだけでなく、数値を盛り込むことでより信憑性も増します。

5. 企業が評価するガクチカの書き方

効果的なガクチカは、以下のSTAR形式で構成します。

ガクチカをSTAR法で評価するべき!
  • Situation(状況):どのような場面だったか
  • Task(課題):何が課題だったか
  • Action(行動):どのように行動したか
  • Result(結果):どのような結果が得られたか

前提としてはどのエピソードを話すかが重要ではなく、「何を伝えたいか」が重要です。ここからは各活動別の書き方のポイントは以下の通りです。

部活動の場合

リーダーシップ、チームワーク、目標達成へのプロセスを重視して記述します。特に、チーム全体の成果に対する自身の貢献度を具体的に示すことが重要です。

アルバイトの場合

責任感、主体性、顧客志向性などを中心に、業務改善や問題解決の具体例を挙げて説明します。

研究・ゼミの場合

論理的思考力、専門性、課題発見・解決能力を示す内容を記述します。研究テーマの選定理由から結論に至るまでのプロセスを重視します。

6. 企業目線で考える志望動機の作成方法

志望動機は企業と求職者のマッチ度を確かめる質問です。ただここで大事なのは、「何に魅力を感じたか」よりも「なぜ魅力に感じたか」を重点的に伝えることです。ラブレターのようにただただ企業の魅力を語るのではなく、その魅力が自分の軸とマッチしていることを語る必要があります。
効果的な志望動機は、以下の3要素で構成されています。

  • なぜこの業界なのか
  • なぜこの企業なのか
  • なぜこの職種なのか

企業が重視する3つのポイントについて詳しく解説します。

1. 業界・企業・職種の理解

企業の事業内容、市場での位置づけ、将来の展望などについての深い理解を示すことが重要です。表面的な情報ではなく、企業の課題や可能性についても言及できると良いでしょう。より詳しく業界企業研究について知りたい方は下の記事を参考にしてみてくださいね。

2. 自分の経験と企業の接点

自身の経験や価値観が、なぜその企業で活かせるのか、具体的に説明することが求められます。企業側としては就活生のみなさんが会社に入ってやりたいことができるのかや、強みを生かして働けるのかをチェックしています。その点では会社選びの軸や価値観と企業が持ち合わせている環境がマッチしているかを見極めることが非常に重要ですし、マッチするポイントが見えてくれば自然と志望動機も作ることができるようになります。

7. My Career Boxで差をつけるためのテクニック

他の就活生との差別化のポイントは以下の通りです

  • 独自の経験や視点を活かした記述
  • 一貫性のあるストーリー展開
  • 具体的な数値やエピソードの活用
  • 論理的で分かりやすい文章構成

特に以下の点に注意を払うことで、より質の高いMy Career Boxを作成できます。

  • 各項目間のつながりを意識する
  • 企業研究に基づいた記述を心がける
  • 面接を見据えた具体的なエピソードを含める

8. 企業に評価されるための最終チェックリスト

提出前に以下の項目を確認してからMy Career Boxを作成しましょう。

チェックリスト
  • 誤字脱字や文法の確認
  • 文字数制限の遵守
  • 論理的な矛盾がないか
  • 企業の求める人物像との整合性
  • 具体的なエピソードの充実度
  • 数値や事実に基づく記述の確認

9. まとめ & さらに就活を有利に進めるために

My Career Boxは就職活動における重要な第一歩です。以下の点を意識して取り組むことで、より効果的な就職活動を展開できます。

  • 定期的な内容の見直しとブラッシュアップ
  • 面接での質問を想定した具体的な記述
  • 企業研究と自己分析の継続的な実施
  • OB・OG訪問や企業説明会での情報収集

最後に、My Career Boxは完璧な状態で提出することも大切ですが、それ以上に重要なのは、記述した内容を自分の言葉で説明できるようになることです。面接では、My Career Boxの内容を掘り下げた質問が必ず行われます。そのため、記述内容の背景や詳細について、十分に説明できるよう準備しておくことが重要です。万全の準備ができていれば自信も付きます。ぜひMy CareerBoxマスターになりましょう!

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